You-iggy

(NH4)2S + 2O2 → N2 + S + 4H2O

硫化アンモニウム酸素が反応すると,窒素硫黄が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2S硫化アンモニウム1
還元剤
還元性
O2酸素2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2窒素1
酸化生成物
S硫黄1
酸化生成物
H2O4
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−908.7 kJ/mol
K1.58 × 10159
pK−159.20
(NH4)2S水溶液 (解離状態) + 2O2水溶液 (非解離状態)
N2気体 + S結晶性固体斜方硫黄 + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−888.1−908.769.2
−888.1−908.769.2
1 mol あたり
−444.1−454.434.6
1 mol あたり
−888.1−908.769.2
1 mol あたり
−888.1−908.769.2
1 mol あたり
−222.0−227.217.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2S (ai)-231.8[1]-72.6[1]212.1[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1