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Ba(HCO3)2 + 2e → BaCO3 + CO32− + H2

炭酸水素バリウムを還元すると,炭酸バリウム炭酸イオン水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元可能化学種の還元
反応物酸化剤 + e
生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ba(HCO3)2炭酸水素バリウム1
酸化剤
e電子2
電子

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaCO3炭酸バリウム1
CO32−炭酸イオン1
H2水素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

炭酸水素バリウムの還元
ΔrG68.9 kJ/mol
K0.85 × 10−12
pK12.07
Ba(HCO3)2水溶液 (解離状態) + 2e
BaCO3結晶性固体 + CO32−水溶液 (非解離状態) + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
28.268.9−6.1
28.268.9−6.1
電子
1 mol あたり
14.134.5−3.0
1 mol あたり
28.268.9−6.1
炭酸イオン
1 mol あたり
28.268.9−6.1
1 mol あたり
28.268.9−6.1

標準状態における変化 (2)

炭酸水素バリウムの還元
ΔrG86.5 kJ/mol
K0.70 × 10−15
pK15.15
Ba(HCO3)2水溶液 (解離状態) + 2e
BaCO3結晶性固体 + CO32−水溶液 (非解離状態) + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
24.086.5440
24.086.5440
電子
1 mol あたり
12.043.3220
1 mol あたり
24.086.5440
炭酸イオン
1 mol あたり
24.086.5440
1 mol あたり
24.086.5440

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ba(HCO3)2 (ai)-1921.63[1]-1734.30[1]192.0[1]
e
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaCO3 (cr)-1216.3[1]-1137.6[1]112.1[1]85.35[1]
BaCO3 (ai)-1214.78[1]-1088.59[1]-47.3[1]
CO32− (ao)-677.14[1]-527.81[1]-56.9[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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