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Ca(CN)2 + 2NH4F 💧→ CaF2↓ + 2NH4CN

シアン化カルシウムフッ化アンモニウムが反応すると,フッ化カルシウムシアン化アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(CN)2シアン化カルシウム1
ルイス酸
水に可溶
NH4Fフッ化アンモニウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaF2フッ化カルシウム1
ルイス共役体
水に不溶
NH4CNシアン化アンモニウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

シアン化カルシウムフッ化アンモニウムの反応
Ca(CN)2結晶性固体 + 2NH4F結晶性固体
💧
CaF2結晶性固体 + 2NH4CN結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−106.3
−106.3
−53.15
−106.3
−53.15

水溶液における変化 (1)

シアン化カルシウムフッ化アンモニウムの反応
Ca(CN)2水溶液 + 2NH4F水溶液 (解離状態)
💧
CaF2結晶性固体 + 2NH4CN水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−15.2
−15.2
−7.60
−15.2
−7.60

水溶液における変化 (2)

シアン化カルシウムフッ化アンモニウムの反応
Ca(CN)2水溶液 + 2NH4F水溶液 (解離状態)
💧
CaF2結晶性固体 + 2NH4CN水溶液
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
13.2
13.2
6.60
13.2
6.60

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(CN)2 (cr)-184.5[1]
Ca(CN)2 (aq)-238.1[1]
NH4F (cr)-463.96[1]-348.68[1]71.96[1]65.27[1]
NH4F (ai)-465.14[1]-358.09[1]99.6[1]-26.8[1]
* (cr):結晶性固体, (aq):水溶液, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaF2 (cr)-1219.6[1]-1167.3[1]68.87[1]67.03[1]
CaF2 (g)-781.6[1]-790.4[1]274.37[1]51.25[1]
CaF2 (ai)-1208.09[1]-1111.15[1]-80.8[1]
NH4CN (cr)0.42[1]134[1]
NH4CN (ai)18.0[1]93.0[1]207.5[1]
NH4CN (aq)32.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液

参考文献

参考文献一覧

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