You-iggy

Cu2S + 2KMnO4 → 2CuO + K2SO3 + Mn2O3

硫化銅(I)過マンガン酸カリウムが反応すると,酸化銅(II)亜硫酸カリウム酸化マンガン(III)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2S硫化銅(I)1
還元剤
還元性
KMnO4過マンガン酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuO酸化銅(II)2
酸化生成物
K2SO3亜硫酸カリウム1
酸化生成物
Mn2O3酸化マンガン(III)1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化銅(I)過マンガン酸カリウムの反応
Cu2S結晶性固体α + 2KMnO4結晶性固体
2CuO結晶性固体 + K2SO3結晶性固体 + Mn2O3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−645.2
1 mol あたり
−645.2
−322.6
1 mol あたり
−322.6
1 mol あたり
−645.2
−645.2

水溶液における変化

硫化銅(I)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−646.4 kJ/mol
K1.76 × 10113
pK−113.24
Cu2S結晶性固体α + 2KMnO4水溶液 (解離状態)
2CuO結晶性固体 + K2SO3水溶液 (解離状態) + Mn2O3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−746.6−646.4−337
1 mol あたり
−746.6−646.4−337
−373.3−323.2−169
1 mol あたり
−373.3−323.2−169
1 mol あたり
−746.6−646.4−337
−746.6−646.4−337

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu2S (cr)
α
-79.5[1]-86.2[1]120.9[1]76.32[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuO (cr)-157.3[1]-129.7[1]42.63[1]42.30[1]
K2SO3 (cr)-1125.5[1]
K2SO3 (ai)-1140.1[1]-1053.1[1]176[1]
Mn2O3 (cr)-959.0[1]-881.1[1]110.5[1]107.65[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1