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HCl + 3AgNO3 🔥→ HClO3 + 3Ag + 3NO2

塩化水素硝酸銀(I)が反応すると,塩素酸二酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素1
還元剤
難酸化性
AgNO3硝酸銀(I)3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO3塩素酸1
酸化生成物
Ag3
還元生成物
NO2二酸化窒素3
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩化水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG379.69 kJ/mol
K0.30 × 10−66
pK66.52
HCl水溶液 (解離状態) + 3AgNO3水溶液 (解離状態)
🔥
HClO3水溶液 (解離状態) + 3Ag結晶性固体 + 3NO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
468.13379.69296.0
1 mol あたり
468.13379.69296.0
1 mol あたり
156.04126.5698.67
1 mol あたり
468.13379.69296.0
1 mol あたり
156.04126.5698.67
1 mol あたり
156.04126.5698.67

標準状態における変化 (2)

塩化水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG374.68 kJ/mol
K0.23 × 10−65
pK65.64
HCl水溶液 (解離状態) + 3AgNO3水溶液 (非解離状態)
🔥
HClO3水溶液 (解離状態) + 3Ag結晶性固体 + 3NO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
374.68
1 mol あたり
374.68
1 mol あたり
124.89
1 mol あたり
374.68
1 mol あたり
124.89
1 mol あたり
124.89

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO3 (ai)-103.97[1]-7.95[1]162.3[1]
Ag (cr)0[1]0[1]42.55[1]25.351[1]
Ag (g)284.55[1]245.65[1]172.997[1]20.786[1]
NO2 (g)33.18[1]51.31[1]240.06[1]37.20[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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