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H2 + Co3O4 🔥→ 3CoO + H2O

水素酸化コバルト(II,III)が反応すると,酸化コバルト(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素1
還元剤
還元性
還元性非金属
Co3O4酸化コバルト(II,III)1
酸化剤
酸化性
酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CoO酸化コバルト(II)3
還元生成物
酸化物
H2O1
酸化生成物
酸化物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素酸化コバルト(II,III)の反応
ΔrG−106 kJ/mol
K3.72 × 1018
pK−18.57
H2気体 + Co3O4結晶性固体
🔥
3CoO結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−109−106−4.488.8
1 mol あたり
−109−106−4.488.8
−109−106−4.488.8
1 mol あたり
−36.3−35.3−1.529.6
1 mol あたり
−109−106−4.488.8

水溶液における変化

水素酸化コバルト(II,III)の反応
ΔrG−123 kJ/mol
K3.54 × 1021
pK−21.55
H2水溶液 (非解離状態) + Co3O4結晶性固体
🔥
3CoO結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−104−123−451
1 mol あたり
−104−123−451
−104−123−451
1 mol あたり
−34.7−41.0−150
1 mol あたり
−104−123−451

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
Co3O4 (cr)-891[1]-774[1]102.5[1]123.4[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CoO (cr)-237.94[1]-214.20[1]52.97[1]55.23[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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