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H2S + 2ClO2 → H2SO3 + Cl2O

硫化水素二酸化塩素が反応すると,亜硫酸一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素1
還元剤
還元性
ClO2二酸化塩素2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2SO3亜硫酸1
酸化生成物
Cl2O一酸化二塩素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素二酸化塩素の反応
ΔrG−652.3 kJ/mol
K1.90 × 10114
pK−114.28
H2S水溶液 (非解離状態) + 2ClO2水溶液 (非解離状態)
H2SO3水溶液 (非解離状態) + Cl2O気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−638.6−652.348
1 mol あたり
−638.6−652.348
1 mol あたり
−319.3−326.124
1 mol あたり
−638.6−652.348
1 mol あたり
−638.6−652.348

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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