HSeO4− → H+ + SeO42−
更新日：
- セレン酸水素イオンの電離
- HSeO4−セレン酸水素イオンH+水素イオン + SeO42−セレン酸イオン⟶
セレン酸水素イオンが電離すると，水素イオンとセレン酸イオンが生成します。この反応は酸塩基反応で，
に分類されます。目次
化学反応情報
化学反応式
- セレン酸水素イオンの電離
- HSeO4−セレン酸水素イオンH+水素イオン + SeO42−セレン酸イオン⟶
一般反応式
- プロトン供与性イオンの電離
- プロトン供与性イオンブレンステッド酸 ⟶ H+ + プロトン受容性/プロトン受容性イオン共役塩基
各原子の酸化数
- セレン酸水素イオンの電離
反応物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| HSeO4− | セレン酸水素イオン | 1 | – ブレンステッド酸 | 多原子イオン プロトン供与性イオン |
生成物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| H+ | 水素イオン | 1 | – | 陽イオン 水素イオン |
| SeO42− | セレン酸イオン | 1 | – 共役塩基 | 陰イオン プロトン受容性イオン |
熱力学的変化
標準状態における変化
- セレン酸水素イオンの電離◆
ΔrG 10.9 kJ/mol K 0.12 × 10−1 pK 1.91 - HSeO4−水溶液 (非解離状態)H+水溶液 (非解離状態) + SeO42−水溶液 (非解離状態)⟶
| 標準反応 エンタルピー ΔrH° kJ · mol−1 | 標準反応 ギブス エネルギー ΔrG° kJ · mol−1 | 標準反応 エントロピー ΔrS° J · K−1 · mol−1 | 標準反応 定圧熱容量 ΔrCp° J · K−1 · mol−1 | |
|---|---|---|---|---|
反応式 1 mol あたり | −17.5 | 10.9 | −95.4 | – |
セレン酸水素イオン 1 mol あたり | −17.5 | 10.9 | −95.4 | – |
水素イオン 1 mol あたり | −17.5 | 10.9 | −95.4 | – |
セレン酸イオン 1 mol あたり | −17.5 | 10.9 | −95.4 | – |
反応物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| HSeO4− (ao) | -581.6[1] | -452.2[1] | 149.4[1] | – |
* (ao):水溶液 (非解離状態)
生成物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| H+ (g) | 1536.202[1] | – | – | – |
| H+ (ao) | 0[1] | 0[1] | 0[1] | 0[1] |
| SeO42− (ao) | -599.1[1] | -441.3[1] | 54.0[1] | – |
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)
参考文献
参考文献一覧
- 1Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)