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FeBr2 + 2Na[Al(OH)4] 💧→ Fe(OH)2↓ + 2Al(OH)3↓ + 2NaBr

臭化鉄(II)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが反応すると,水酸化鉄(II)水酸化アルミニウム臭化ナトリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeBr2臭化鉄(II)1
ルイス酸
水に易溶
Na[Al(OH)4]テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe(OH)2水酸化鉄(II)1
ルイス共役体
水に不溶
Al(OH)3水酸化アルミニウム2
ルイス共役体
水に不溶
NaBr臭化ナトリウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

臭化鉄(II)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムの反応
ΔrG−409 kJ/mol
K4.51 × 1071
pK−71.65
FeBr2水溶液 (解離状態) + 2Na[Al(OH)4]水溶液 (解離状態)
💧
Fe(OH)2結晶性固体沈殿物 + 2Al(OH)3結晶性固体 + 2NaBr水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−43−409162
1 mol あたり
−43−409162
−22−20581.0
1 mol あたり
−43−409162
−22−20581.0
1 mol あたり
−22−20581.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeBr2 (cr)-249.8[1]-238.1[1]140.6[1]
FeBr2 (g)-46[1]
FeBr2 (ai)-332.2[1]-286.81[1]27.2[1]
Na[Al(OH)4] (ai)-1742.6[1]-1567.2[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe(OH)2 (cr)
沈殿物
-569.0[1]-486.5[1]88[1]
Fe(OH)2 (g)-372[1]
Al(OH)3 (cr)-1284[2]-1306[2]71[2]93.1[2]
Al(OH)3 (am)-1276[1]
NaBr (cr)-361.062[1]-348.983[1]86.82[1]51.38[1]
NaBr (g)-143.1[1]-177.06[1]241.19[1]36.32[1]
NaBr (ai)-361.665[1]-365.849[1]141.4[1]-95.4[1]
NaBr (cr)
2水和物
-951.94[1]-828.29[1]179.1[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (am):非晶質固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education