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FeCO3 🔥→ FeO + CO2

炭酸鉄(II)が分解すると,酸化鉄(II)二酸化炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (非酸化還元反応)
熱分解性物質ルイス共役体
🔥
生成物ルイス酸 + 生成物ルイス塩基

各原子の酸化数

炭酸鉄(II)の分解

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCO3炭酸鉄(II)1
ルイス共役体
熱分解性
オキソ酸塩
オキソ酸と水酸化物塩基の塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)1
ルイス酸
ルイス塩基
塩基性酸化物
CO2二酸化炭素1
ルイス酸
酸性酸化物

熱力学的変化

標準状態における変化

炭酸鉄(II)の分解
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱
🔥
FeO結晶性固体 + CO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1

水溶液における変化 (1)

炭酸鉄(II)の分解
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱
🔥
FeO結晶性固体 + CO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1
1 mol あたり
75.1

水溶液における変化 (2)

炭酸鉄(II)の分解
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱
🔥
FeO結晶性固体 + CO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
54.8
1 mol あたり
54.8
1 mol あたり
54.8
1 mol あたり
54.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCO3 (cr)
菱鉄鉱
-740.57[1]-666.67[1]92.9[1]82.13[1]
* (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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