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FeO + H2CO3 → FeCO3 + H2O

酸化鉄(II)炭酸が反応すると,炭酸鉄(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
弱塩基性酸化物と弱酸の反応
弱塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 弱酸ブレンステッド酸
弱酸と弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
弱塩基性酸化物
H2CO3炭酸1
ブレンステッド酸
弱酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCO3炭酸鉄(II)1
共役塩基
弱酸と弱塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II)炭酸の反応
FeO結晶性固体 + H2CO3水溶液 (非解離状態)
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−54.8
1 mol あたり
−54.8
1 mol あたり
−54.8
1 mol あたり
−54.8
1 mol あたり
−54.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
H2CO3 (ao)-699.65[1]-623.08[1]187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCO3 (cr)
菱鉄鉱
-740.57[1]-666.67[1]92.9[1]82.13[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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