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Mg(ClO4)2 + 2NH4F 💧→ MgF2↓ + 2NH4ClO4

過塩素酸マグネシウムフッ化アンモニウムが反応すると,フッ化マグネシウム過塩素酸アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mg(ClO4)2過塩素酸マグネシウム1
ルイス酸
水に易溶
NH4Fフッ化アンモニウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgF2フッ化マグネシウム1
ルイス共役体
水に不溶
NH4ClO4過塩素酸アンモニウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

過塩素酸マグネシウムフッ化アンモニウムの反応
Mg(ClO4)2結晶性固体 + 2NH4F結晶性固体
💧
MgF2結晶性固体 + 2NH4ClO4結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−217.2
−217.2
−108.6
−217.2
−108.6

水溶液における変化

過塩素酸マグネシウムフッ化アンモニウムの反応
ΔrG−57.9 kJ/mol
K1.39 × 1010
pK−10.14
Mg(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 2NH4F水溶液 (解離状態)
💧
MgF2結晶性固体 + 2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
8.7−57.9222.9
8.7−57.9222.9
4.3−28.9111.5
8.7−57.9222.9
4.3−28.9111.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mg(ClO4)2 (cr)-568.90[1]
Mg(ClO4)2 (ai)-725.51[1]-471.8[1]225.9[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
2水和物
-1218.8[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
4水和物
-1837.2[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
6水和物
-2445.5[1]-1862.7[1]520.9[1]
NH4F (cr)-463.96[1]-348.68[1]71.96[1]65.27[1]
NH4F (ai)-465.14[1]-358.09[1]99.6[1]-26.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgF2 (cr)-1123.4[1]-1070.2[1]57.24[1]61.59[1]
MgF2 (g)-723.8[1]-730.5[1]258.39[1]48.62[1]
NH4ClO4 (cr)-295.31[1]-88.75[1]186.2[1]
NH4ClO4 (ai)-261.83[1]-87.83[1]295.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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