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MnCO3 + 2HCl → MnCl2 + H2CO3

炭酸マンガン(II)塩化水素が反応すると,塩化マンガン(II)炭酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 弱酸共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnCO3炭酸マンガン(II)1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
HCl塩化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnCl2塩化マンガン(II)1
共役塩基
強酸の塩
H2CO3炭酸1
共役酸
弱酸

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

炭酸マンガン(II)塩化水素の反応
ΔrG−34.7 kJ/mol
K1.20 × 106
pK−6.08
MnCO3結晶性固体自然鉱物 + 2HCl水溶液 (解離状態)
MnCl2水溶液 (解離状態) + H2CO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−26.3−34.727.5
1 mol あたり
−26.3−34.727.5
1 mol あたり
−13.2−17.413.8
1 mol あたり
−26.3−34.727.5
1 mol あたり
−26.3−34.727.5

標準状態における変化 (2)

炭酸マンガン(II)塩化水素の反応
ΔrG−35.9 kJ/mol
K1.95 × 106
pK−6.29
MnCO3結晶性固体自然鉱物 + 2HCl水溶液 (解離状態)
MnCl2水溶液 (非解離状態) + H2CO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−35.9
1 mol あたり
−35.9
1 mol あたり
−17.9
1 mol あたり
−35.9
1 mol あたり
−35.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnCO3 (cr)
自然鉱物
-894.1[1]-816.7[1]85.8[1]81.50[1]
MnCO3 (cr)
沈殿物
-883.2[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnCl2 (cr)-481.29[1]-440.50[1]118.24[1]72.93[1]
MnCl2 (g)-263.6[1]
MnCl2 (ai)-555.05[1]-490.8[1]38.9[1]-222[1]
MnCl2 (ao)-492.0[1]
MnCl2 (cr)
1水和物
-789.9[1]-696.1[1]174.1[1]
MnCl2 (cr)
2水和物
-1092.0[1]-942.1[1]218.8[1]
MnCl2 (cr)
4水和物
-1687.4[1]-1423.6[1]303.3[1]
H2CO3 (ao)-699.65[1]-623.08[1]187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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