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Mn3O4 + O2 → 3MnO2

酸化マンガン(II,III)酸素が反応すると,酸化マンガン(IV)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mn3O4酸化マンガン(II,III)1
還元剤
被酸化性
O2酸素1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnO2酸化マンガン(IV)3
酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

酸化マンガン(II,III)酸素の反応
ΔrG−112.2 kJ/mol
K4.54 × 1019
pK−19.66
Mn3O4結晶性固体 + O2気体
3MnO2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−172.3−112.2−201.6−6.60
−172.3−112.2−201.6−6.60
1 mol あたり
−172.3−112.2−201.6−6.60
1 mol あたり
−57.43−37.40−67.20−2.20

標準状態における変化 (2)

酸化マンガン(II,III)酸素の反応
Mn3O4結晶性固体 + O2気体
3MnO2非晶質固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−119.7
−119.7
1 mol あたり
−119.7
1 mol あたり
−39.90

水溶液における変化

酸化マンガン(II,III)酸素の反応
ΔrG−128.6 kJ/mol
K3.39 × 1022
pK−22.53
Mn3O4結晶性固体 + O2水溶液 (非解離状態)
3MnO2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−160.6−128.6−107.4
−160.6−128.6−107.4
1 mol あたり
−160.6−128.6−107.4
1 mol あたり
−53.53−42.87−35.80

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mn3O4 (cr)-1387.8[1]-1283.2[1]155.6[1]139.66[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnO2 (cr)-520.03[1]-465.14[1]53.05[1]54.14[1]
MnO2 (am)
沈殿物
-502.5[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体

参考文献

参考文献一覧

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