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化学反応
Hg^2+ + 2Br^− → HgBr2↓

Hg²⁺ + 2Br⁻ → HgBr₂↓

更新日：2022/6/13

水銀(II)イオンと臭化物イオンの反応: Hg²⁺水銀(II)イオン + 2Br⁻臭化物イオン
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HgBr₂↓臭化水銀(II)

水銀(II)イオンと臭化物イオンが反応すると，臭化水銀(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で，

に分類されます。

目次

化学反応情報

化学反応式

水銀(II)イオンと臭化物イオンの反応: Hg²⁺水銀(II)イオン + 2Br⁻臭化物イオン
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HgBr₂↓臭化水銀(II)

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応: 陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
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生成物ルイス共役体 + (H₂O)

陽イオンと陰イオンの沈殿反応: 陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
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水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + (H₂O)

各原子の酸化数

水銀(II)イオンと臭化物イオンの反応

反応物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
Hg²⁺	水銀(II)イオン	1	ルイス酸	陽イオン
Br⁻	臭化物イオン	2	ルイス塩基	陰イオン

生成物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
HgBr₂	臭化水銀(II)	1	ルイス共役体	– 水に微溶

熱力学的変化

標準状態における変化

水銀(II)イオンと臭化物イオンの反応 ◆ Δ_rG −99.6 kJ/mol K 2.81 × 10¹⁷ pK −17.45: Hg²⁺水溶液 (非解離状態) + 2Br⁻水溶液 (非解離状態)
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HgBr₂↓水溶液 (非解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−88.7	−99.6	39	–
水銀(II)イオン 1 mol あたり	−88.7	−99.6	39	–
臭化物イオン 1 mol あたり	−44.4	−49.8	20	–
臭化水銀(II) 1 mol あたり	−88.7	−99.6	39	–

反応物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
Hg²⁺ (g)	2890.47^[1]	–	–	–
Hg²⁺ (ao)	171.1^[1]	164.40^[1]	-32.2^[1]	–
Br⁻ (g)	-219.07^[1]	–	–	–
Br⁻ (ao)	-121.55^[1]	-103.96^[1]	82.4^[1]	-141.8^[1]

* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
HgBr₂ (cr)	-170.7^[1]	-153.1^[1]	172^[1]	–
HgBr₂ (ao)	-160.7^[1]	-143.1^[1]	172^[1]	–

* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

1
Janiel J. Reed (1989)
The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
https://doi.org/10.18434/M32124
National Institute of Standards and Technology (NIST)
引用リスト