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HNO3 + NH3 → NH4NO3

硝酸アンモニアが反応すると,硝酸アンモニウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸と塩基の反応
ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)(共役酸)
酸と非水酸化物塩基の反応
ブレンステッド酸 + 非水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役酸塩基
強酸と弱塩基の反応
強酸ブレンステッド酸 + 弱塩基ブレンステッド塩基
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + (H2O)(共役酸)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HNO3硝酸1
ブレンステッド酸
強酸
NH3アンモニア1
ブレンステッド塩基
塩基
非水酸化物塩基
弱塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4NO3硝酸アンモニウム1
共役塩基
共役酸塩基
強酸と弱塩基の塩

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸アンモニアの反応
ΔrG−86.71 kJ/mol
K1.55 × 1015
pK−15.19
HNO3液体 + NH3気体
NH4NO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−145.35−86.71−196.97−5.6
1 mol あたり
−145.35−86.71−196.97−5.6
1 mol あたり
−145.35−86.71−196.97−5.6
−145.35−86.71−196.97−5.6

水溶液における変化

硝酸アンモニアの反応
ΔrG−52.81 kJ/mol
K1.79 × 109
pK−9.25
HNO3水溶液 (解離状態) + NH3水溶液 (非解離状態)
NH4NO3水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−52.22−52.812.1
1 mol あたり
−52.22−52.812.1
1 mol あたり
−52.22−52.812.1
−52.22−52.812.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HNO3 (l)-174.10[1]-80.71[1]155.60[1]109.87[1]
HNO3 (g)-135.06[1]-74.72[1]266.38[1]53.35[1]
HNO3 (ai)-207.36[1]-111.25[1]146.4[1]-86.6[1]
HNO3 (l)
1水和物
-473.46[1]-328.77[1]216.90[1]182.46[1]
HNO3 (l)
3水和物
-1056.04[1]-811.09[1]346.98[1]325.14[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
* (l):液体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4NO3 (cr)-365.56[1]-183.87[1]151.08[1]139.3[1]
NH4NO3 (ai)-339.87[1]-190.56[1]259.8[1]-6.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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