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KF + HI → KI + HF

フッ化カリウムヨウ化水素が反応すると,ヨウ化カリウムフッ化水素が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 弱酸共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KFフッ化カリウム1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
HIヨウ化水素1
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIヨウ化カリウム1
共役塩基
強酸の塩
HFフッ化水素1
共役酸
弱酸

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化カリウムヨウ化水素の反応
ΔrG−62.0 kJ/mol
K7.28 × 1010
pK−10.86
KF結晶性固体 + HI気体
KI結晶性固体 + HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−58.2−62.06.943.86
1 mol あたり
−58.2−62.06.943.86
1 mol あたり
−58.2−62.06.943.86
1 mol あたり
−58.2−62.06.943.86
1 mol あたり
−58.2−62.06.943.86

水溶液における変化 (1)

フッ化カリウムヨウ化水素の反応
ΔrG5.6 kJ/mol
K0.10 × 100
pK0.98
KF水溶液 (解離状態) + HI水溶液 (解離状態)
KI水溶液 (解離状態) + HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
61.55.6187.6135.8
1 mol あたり
61.55.6187.6135.8
1 mol あたり
61.55.6187.6135.8
1 mol あたり
61.55.6187.6135.8
1 mol あたり
61.55.6187.6135.8

水溶液における変化 (2)

フッ化カリウムヨウ化水素の反応
ΔrG−18.04 kJ/mol
K1.45 × 103
pK−3.16
KF水溶液 (解離状態) + HI水溶液 (解離状態)
KI水溶液 (解離状態) + HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5

水溶液における変化 (3)

フッ化カリウムヨウ化水素の反応
ΔrG−18.04 kJ/mol
K1.45 × 103
pK−3.16
KF水溶液 (解離状態) + HI水溶液 (解離状態)
KI水溶液 (解離状態) + HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5
1 mol あたり
12.55−18.04102.5

水溶液における変化 (4)

フッ化カリウムヨウ化水素の反応
ΔrG−0.01 kJ/mol
K1.00 × 100
pK−0.00
KF水溶液 (解離状態) + HI水溶液 (解離状態)
KI水溶液 (解離状態) + HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
0.00−0.010.00.0
1 mol あたり
0.00−0.01000.00.0
1 mol あたり
0.00−0.01000.00.0
1 mol あたり
0.00−0.01000.00.0
1 mol あたり
0.00−0.01000.00.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KF (cr)-567.27[1]-537.75[1]66.57[1]49.04[1]
KF (g)-325.43[1]-343.62[1]226.41[1]35.23[1]
KF (ai)-585.01[1]-562.06[1]88.7[1]-84.9[1]
KF (cr)
2水和物
-1163.621[1]-1021.49[1]155.2[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KI (cr)-327.900[1]-324.892[1]106.32[1]52.93[1]
KI (g)-125.5[1]-166.1[1]258.3[1]37.11[1]
KI (ai)-307.57[1]-334.85[1]213.8[1]-120.5[1]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)