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K3[Fe(CN)6] + e → 3KCN + Fe2+ + 3CN

ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウムを還元すると,シアン化カリウム鉄(II)イオンシアン化物イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元可能化学種の還元
反応物酸化剤 + e
生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K3[Fe(CN)6]ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム1
酸化剤
e電子1
電子

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KCNシアン化カリウム3
Fe2+鉄(II)イオン1
還元生成物
CNシアン化物イオン3

熱力学的変化

標準状態における変化

ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウムの還元
ΔrG226.0 kJ/mol
K0.25 × 10−39
pK39.59
K3[Fe(CN)6]水溶液 (解離状態) + e
3KCN水溶液 (解離状態) + Fe2+水溶液 (非解離状態) + 3CN水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
253.0226.0156.6
253.0226.0156.6
電子
1 mol あたり
253.0226.0156.6
84.3375.3352.20
鉄(II)イオン
1 mol あたり
253.0226.0156.6
シアン化物イオン
1 mol あたり
84.3375.3352.20

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K3[Fe(CN)6] (cr)-249.8[1]-129.6[1]426.06[1]
K3[Fe(CN)6] (ai)-195.4[1]-120.4[1]577.8[1]
e
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KCN (cr)-113.0[1]-101.86[1]128.49[1]66.27[1]
KCN (g)90.8[1]64.17[1]261.90[1]52.34[1]
KCN (ai)-101.7[1]-110.9[1]196.6[1]
Fe2+ (g)2749.93[1]
Fe2+ (ao)-89.1[1]-78.90[1]-137.7[1]
CN (ao)150.6[1]172.4[1]94.1[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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