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K2SO3 🔥→ K2O + SO2

亜硫酸カリウムが分解すると,酸化カリウム二酸化硫黄が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (非酸化還元反応)
熱分解性物質ルイス共役体
🔥
生成物ルイス酸 + 生成物ルイス塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SO3亜硫酸カリウム1
ルイス共役体
熱分解性
オキソ酸塩
オキソ酸と水酸化物塩基の塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2O酸化カリウム1
ルイス酸
ルイス塩基
塩基性酸化物
SO2二酸化硫黄1
ルイス酸
酸性酸化物

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硫酸カリウムの分解
K2SO3結晶性固体
🔥
K2O結晶性固体 + SO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
467.2
1 mol あたり
467.2
1 mol あたり
467.2
1 mol あたり
467.2

水溶液における変化 (1)

亜硫酸カリウムの分解
ΔrG430.8 kJ/mol
K0.34 × 10−75
pK75.47
K2SO3水溶液 (解離状態)
🔥
K2O結晶性固体 + SO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
481.8430.8166
1 mol あたり
481.8430.8166
1 mol あたり
481.8430.8166
1 mol あたり
481.8430.8166

水溶液における変化 (2)

亜硫酸カリウムの分解
ΔrG430.3 kJ/mol
K0.41 × 10−75
pK75.39
K2SO3水溶液 (解離状態)
🔥
K2O結晶性固体 + SO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
455.6430.380
1 mol あたり
455.6430.380
1 mol あたり
455.6430.380
1 mol あたり
455.6430.380

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SO3 (cr)-1125.5[1]
K2SO3 (ai)-1140.1[1]-1053.1[1]176[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
SO2 (l)-320.5[1]
SO2 (g)-296.830[1]-300.194[1]248.22[1]39.87[1]
SO2 (ao)-322.980[1]-300.676[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education