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AgF + KBr 💧→ AgBr↓ + KF

フッ化銀(I)臭化カリウムが反応すると,臭化銀(I)フッ化カリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgFフッ化銀(I)1
ルイス酸
水に易溶
KBr臭化カリウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgBr臭化銀(I)1
ルイス共役体
水に不溶
KFフッ化カリウム1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化銀(I)臭化カリウムの反応
AgF結晶性固体 + KBr結晶性固体
💧
AgBr結晶性固体 + KF結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−69.2
1 mol あたり
−69.2
1 mol あたり
−69.2
1 mol あたり
−69.2
1 mol あたり
−69.2

水溶液における変化 (1)

フッ化銀(I)臭化カリウムの反応
ΔrG0.00 kJ/mol
K1.00 × 100
pK0.00
AgF水溶液 (解離状態) + KBr水溶液 (解離状態)
💧
AgBr水溶液 (解離状態) + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
0.000.000.00.0
1 mol あたり
0.000.000.00.0
1 mol あたり
0.000.000.00.0
1 mol あたり
0.000.000.00.0
1 mol あたり
0.000.000.00.0

水溶液における変化 (2)

フッ化銀(I)臭化カリウムの反応
ΔrG−24.1 kJ/mol
K1.67 × 104
pK−4.22
AgF水溶液 (解離状態) + KBr水溶液 (解離状態)
💧
AgBr水溶液 (非解離状態) + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−24.1

水溶液における変化 (3)

フッ化銀(I)臭化カリウムの反応
ΔrG2.0 kJ/mol
K0.45 × 100
pK0.35
AgF水溶液 (非解離状態) + KBr水溶液 (解離状態)
💧
AgBr水溶液 (解離状態) + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
11.82.033.1
1 mol あたり
11.82.033.1
1 mol あたり
11.82.033.1
1 mol あたり
11.82.033.1
1 mol あたり
11.82.033.1

水溶液における変化 (4)

フッ化銀(I)臭化カリウムの反応
ΔrG−22.1 kJ/mol
K7.44 × 103
pK−3.87
AgF水溶液 (非解離状態) + KBr水溶液 (解離状態)
💧
AgBr水溶液 (非解離状態) + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−22.1
1 mol あたり
−22.1
1 mol あたり
−22.1
1 mol あたり
−22.1
1 mol あたり
−22.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgF (cr)-204.6[1]
AgF (ai)-227.07[1]-201.69[1]59.0[1]-84.9[1]
AgF (ao)-238.9[1]-203.7[1]25.9[1]
AgF (cr)
2水和物
-800.8[1]-671.0[1]174.9[1]130[1]
AgF (cr)
4水和物
-1388.3[1]-1147.0[1]268[1]209[1]
KBr (cr)-393.798[1]-380.66[1]95.90[1]52.30[1]
KBr (g)-180.08[1]-212.96[1]250.52[1]36.920[1]
KBr (ai)-373.92[1]-387.23[1]184.9[1]-120.1[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgBr (cr)-100.37[1]-96.90[1]107.1[1]52.38[1]
AgBr (ai)-15.98[1]-26.86[1]155.2[1]-120.1[1]
AgBr (ao)-51.0[1]
KF (cr)-567.27[1]-537.75[1]66.57[1]49.04[1]
KF (g)-325.43[1]-343.62[1]226.41[1]35.23[1]
KF (ai)-585.01[1]-562.06[1]88.7[1]-84.9[1]
KF (cr)
2水和物
-1163.621[1]-1021.49[1]155.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)