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NaCl + KBrO3 🔥→ NaBr + KClO3

塩化ナトリウム臭素酸カリウムが反応すると,臭化ナトリウム塩素酸カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaCl塩化ナトリウム1
還元剤
難酸化性
KBrO3臭素酸カリウム1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaBr臭化ナトリウム1
還元生成物
KClO3塩素酸カリウム1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化ナトリウム臭素酸カリウムの反応
ΔrG10.07 kJ/mol
K0.17 × 10−1
pK1.76
NaCl結晶性固体 + KBrO3結晶性固体
🔥
NaBr結晶性固体 + KClO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
12.6010.078.6−4.06
1 mol あたり
12.6010.078.6−4.06
1 mol あたり
12.6010.078.6−4.06
1 mol あたり
12.6010.078.6−4.06
1 mol あたり
12.6010.078.6−4.06

水溶液における変化

塩化ナトリウム臭素酸カリウムの反応
ΔrG0.73 kJ/mol
K0.74 × 100
pK0.13
NaCl水溶液 (解離状態) + KBrO3水溶液 (解離状態)
🔥
NaBr水溶液 (解離状態) + KClO3水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
8.700.7326.5
1 mol あたり
8.700.73026.5
1 mol あたり
8.700.73026.5
1 mol あたり
8.700.73026.5
1 mol あたり
8.700.73026.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaCl (cr)-411.153[1]-384.138[1]72.13[1]50.50[1]
NaCl (g)-176.65[1]-196.66[1]229.81[1]35.77[1]
NaCl (ai)-407.27[1]-393.133[1]115.5[1]-90.0[1]
KBrO3 (cr)-360.24[1]-271.16[1]149.16[1]105.19[1]
KBrO3 (ai)-319.45[1]-264.67[1]264.22[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaBr (cr)-361.062[1]-348.983[1]86.82[1]51.38[1]
NaBr (g)-143.1[1]-177.06[1]241.19[1]36.32[1]
NaBr (ai)-361.665[1]-365.849[1]141.4[1]-95.4[1]
NaBr (cr)
2水和物
-951.94[1]-828.29[1]179.1[1]
KClO3 (cr)-397.73[1]-296.25[1]143.1[1]100.25[1]
KClO3 (ai)-356.35[1]-291.22[1]264.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)