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NaCl + NaClO 🔥→ Na2O + Cl2

塩化ナトリウム次亜塩素酸ナトリウムが反応すると,酸化ナトリウム塩素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaCl塩化ナトリウム1
還元剤
難酸化性
NaClO次亜塩素酸ナトリウム1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Na2O酸化ナトリウム1
Cl2塩素1
酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩化ナトリウム次亜塩素酸ナトリウムの反応
ΔrG316.4 kJ/mol
K0.37 × 10−55
pK55.43
NaCl水溶液 (解離状態) + NaClO水溶液 (解離状態)
🔥
Na2O結晶性固体 + Cl2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
340.4316.483
1 mol あたり
340.4316.483
340.4316.483
1 mol あたり
340.4316.483
1 mol あたり
340.4316.483

標準状態における変化 (2)

塩化ナトリウム次亜塩素酸ナトリウムの反応
ΔrG323.3 kJ/mol
K0.23 × 10−56
pK56.64
NaCl水溶液 (解離状態) + NaClO水溶液 (解離状態)
🔥
Na2O結晶性固体 + Cl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
317.0323.3−19
1 mol あたり
317.0323.3−19
317.0323.3−19
1 mol あたり
317.0323.3−19
1 mol あたり
317.0323.3−19

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaCl (cr)-411.153[1]-384.138[1]72.13[1]50.50[1]
NaCl (g)-176.65[1]-196.66[1]229.81[1]35.77[1]
NaCl (ai)-407.27[1]-393.133[1]115.5[1]-90.0[1]
NaClO (ai)-347.3[1]-298.7[1]100[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na2O (cr)-414.22[1]-375.46[1]75.06[1]69.12[1]
Na2O (g)-35.6[1]-52.3[1]261.2[1]55.2[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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