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化学反応
SrS + 8MnO2 → SrSO4 + 4Mn2O3

SrS + 8MnO₂ → SrSO₄ + 4Mn₂O₃

更新日：2022/6/13

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS硫化ストロンチウム + 8MnO₂酸化マンガン(IV)
⟶
SrSO₄硫酸ストロンチウム + 4Mn₂O₃酸化マンガン(III)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)が反応すると，硫酸ストロンチウムと酸化マンガン(III)が生成します（その他の反応はこちら）。この反応は酸化還元反応で，

還元性化学種と被還元性化学種の反応

に分類されます。

目次

化学反応情報

化学反応式

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS硫化ストロンチウム + 8MnO₂酸化マンガン(IV)
⟶
SrSO₄硫酸ストロンチウム + 4Mn₂O₃酸化マンガン(III)

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応: 還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
⟶
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応

反応物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
SrS	硫化ストロンチウム	1	還元剤	還元性
MnO₂	酸化マンガン(IV)	8	酸化剤	被還元性

生成物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
SrSO₄	硫酸ストロンチウム	1	酸化生成物	–
Mn₂O₃	酸化マンガン(III)	4	還元生成物	–

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応 ◆ Δ_rG −676.4 kJ/mol K 3.16 × 10¹¹⁸ pK −118.50: SrS結晶性固体 + 8MnO₂結晶性固体
⟶
SrSO₄結晶性固体 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−82.06	−84.55	8.3	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−164.1	−169.1	17	–

標準状態における変化 (2)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS結晶性固体 + 8MnO₂結晶性固体
⟶
SrSO₄結晶性固体沈殿物 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−81.65	–	–	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−163.3	–	–	–

標準状態における変化 (3)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS結晶性固体 + 8MnO₂非晶質固体沈殿物
⟶
SrSO₄結晶性固体 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−796.7	–	–	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−796.7	–	–	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−99.59	–	–	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−796.7	–	–	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−199.2	–	–	–

標準状態における変化 (4)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS結晶性固体 + 8MnO₂非晶質固体沈殿物
⟶
SrSO₄結晶性固体沈殿物 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−793.4	–	–	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−793.4	–	–	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−99.17	–	–	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−793.4	–	–	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−198.3	–	–	–

水溶液における変化 (1)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応 ◆ Δ_rG −676.4 kJ/mol K 3.16 × 10¹¹⁸ pK −118.50: SrS結晶性固体 + 8MnO₂結晶性固体
⟶
SrSO₄結晶性固体 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−82.06	−84.55	8.3	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−656.5	−676.4	66	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−164.1	−169.1	17	–

水溶液における変化 (2)

硫化ストロンチウムと酸化マンガン(IV)の反応: SrS結晶性固体 + 8MnO₂結晶性固体
⟶
SrSO₄結晶性固体沈殿物 + 4Mn₂O₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
硫化ストロンチウム 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
酸化マンガン(IV) 1 mol あたり	−81.65	–	–	–
硫酸ストロンチウム 1 mol あたり	−653.2	–	–	–
酸化マンガン(III) 1 mol あたり	−163.3	–	–	–

反応物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
SrS (cr)	-472.4^[1]	-467.8^[1]	68.2^[1]	48.70^[1]
SrS (g)	109^[1]	–	–	–
MnO₂ (cr)	-520.03^[1]	-465.14^[1]	53.05^[1]	54.14^[1]
MnO₂ (am) 沈殿物	-502.5^[1]	–	–	–

* (cr):結晶性固体, (g):気体, (am):非晶質固体

生成物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
SrSO₄ (cr)	-1453.1^[1]	-1340.9^[1]	117^[1]	–
SrSO₄ (cr) 沈殿物	-1449.8^[1]	–	–	–
SrSO₄ (ai)	-1455.07^[1]	-1304.00^[1]	-12.6^[1]	–
Mn₂O₃ (cr)	-959.0^[1]	-881.1^[1]	110.5^[1]	107.65^[1]

* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

1
Janiel J. Reed (1989)
The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
https://doi.org/10.18434/M32124
National Institute of Standards and Technology (NIST)
引用リスト