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SnBr2 + 2KOH → 2KBr + Sn(OH)2

臭化スズ(II)水酸化カリウムが反応すると,臭化カリウム水酸化スズ(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
強塩基の塩共役酸 + 弱塩基共役塩基 + (H2O)
沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnBr2臭化スズ(II)1
ブレンステッド酸
ルイス酸
弱塩基の塩
水に易溶
KOH水酸化カリウム2
ブレンステッド塩基
ルイス塩基
強塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KBr臭化カリウム2
共役酸
非酸化還元生成物
強塩基の塩
Sn(OH)2水酸化スズ(II)1
共役塩基
ルイス共役体
弱塩基
水に不溶

熱力学的変化

標準状態における変化

臭化スズ(II)水酸化カリウムの反応
SnBr2結晶性固体 + 2KOH結晶性固体
2KBr結晶性固体 + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−255.7
1 mol あたり
−255.7
1 mol あたり
−127.8
1 mol あたり
−127.8
1 mol あたり
−255.7

水溶液における変化

臭化スズ(II)水酸化カリウムの反応
SnBr2結晶性固体 + 2KOH水溶液 (解離状態)
2KBr水溶液 (解離状態) + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−100.7
1 mol あたり
−100.7
1 mol あたり
−50.35
1 mol あたり
−50.35
1 mol あたり
−100.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnBr2 (cr)-243.5[1]
KOH (cr)-424.764[1]-379.08[1]78.9[1]64.9[1]
KOH (g)-231.0[1]-232.6[1]238.3[1]49.20[1]
KOH (ai)-482.37[1]-440.50[1]91.6[1]-126.8[1]
KOH (cr)
1水和物
-748.9[1]-645.1[1]117.2[1]
KOH (cr)
2水和物
-1051.0[1]-887.3[1]150.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KBr (cr)-393.798[1]-380.66[1]95.90[1]52.30[1]
KBr (g)-180.08[1]-212.96[1]250.52[1]36.920[1]
KBr (ai)-373.92[1]-387.23[1]184.9[1]-120.1[1]
Sn(OH)2 (cr)
沈殿物
-561.1[1]-491.6[1]155[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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