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2NH4Cl + 5O2 → N2O5 + Cl2O + 4H2O

塩化アンモニウム酸素が反応すると,五酸化二窒素一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4Cl塩化アンモニウム2
還元剤
還元性
O2酸素5
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O5五酸化二窒素1
酸化還元生成物
Cl2O一酸化二塩素1
酸化還元生成物
H2O4
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−331.0 kJ/mol
K9.74 × 1057
pK−57.99
2NH4Cl結晶性固体 + 5O2気体
N2O5結晶性固体 + Cl2O気体 + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−477.3−331.0−490.8174.7
−238.7−165.5−245.487.35
1 mol あたり
−95.46−66.20−98.1634.94
1 mol あたり
−477.3−331.0−490.8174.7
1 mol あたり
−477.3−331.0−490.8174.7
1 mol あたり
−119.3−82.75−122.743.67

水溶液における変化

塩化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−397.7 kJ/mol
K4.72 × 1069
pK−69.67
2NH4Cl水溶液 (解離状態) + 5O2水溶液 (非解離状態)
N2O5結晶性固体 + Cl2O気体 + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−448.3−397.7−170.3
−224.2−198.8−85.15
1 mol あたり
−89.66−79.54−34.06
1 mol あたり
−448.3−397.7−170.3
1 mol あたり
−448.3−397.7−170.3
1 mol あたり
−112.1−99.42−42.58

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4Cl (cr)-314.43[1]-202.87[1]94.6[1]84.1[1]
NH4Cl (ai)-299.66[1]-210.52[1]169.9[1]-56.5[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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