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2(NH4)2S + 11O2 → 2N2O5 + 2H2SO3 + 6H2O

硫化アンモニウム酸素が反応すると,五酸化二窒素亜硫酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2S硫化アンモニウム2
還元剤
還元性
O2酸素11
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O5五酸化二窒素2
酸化還元生成物
H2SO3亜硫酸2
酸化還元生成物
H2O6
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−2305.8 kJ/mol
K9.09 × 10403
pK−403.96
2(NH4)2S水溶液 (解離状態) + 11O2水溶液 (非解離状態)
2N2O5結晶性固体 + 2H2SO3水溶液 (非解離状態) + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2426.5−2305.8−403.8
−1213.3−1152.9−201.9
1 mol あたり
−220.59−209.62−36.71
1 mol あたり
−1213.3−1152.9−201.9
1 mol あたり
−1213.3−1152.9−201.9
1 mol あたり
−404.42−384.30−67.30

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2S (ai)-231.8[1]-72.6[1]212.1[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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