You-iggy

2H2S + XeF6 → 2S + XeF2 + 4HF

硫化水素六フッ化キセノンが反応すると,硫黄二フッ化キセノンフッ化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素2
還元剤
還元性
XeF6六フッ化キセノン1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
S硫黄2
酸化生成物
XeF2二フッ化キセノン1
還元生成物
HFフッ化水素4

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S気体 + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体斜方硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−847
1 mol あたり
−424
−847
1 mol あたり
−424
−847
1 mol あたり
−212

標準状態における変化 (2)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S気体 + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体単斜硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−846
1 mol あたり
−423
−846
1 mol あたり
−423
−846
1 mol あたり
−212

水溶液における変化 (1)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S水溶液 (非解離状態) + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体斜方硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−809
1 mol あたり
−405
−809
1 mol あたり
−405
−809
1 mol あたり
−202

水溶液における変化 (2)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S水溶液 (非解離状態) + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体斜方硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1005
1 mol あたり
−502.5
−1005
1 mol あたり
−502.5
−1005
1 mol あたり
−251.3

水溶液における変化 (3)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S水溶液 (非解離状態) + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体斜方硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1005
1 mol あたり
−502.5
−1005
1 mol あたり
−502.5
−1005
1 mol あたり
−251.3

水溶液における変化 (4)

硫化水素六フッ化キセノンの反応
2H2S水溶液 (非解離状態) + XeF6結晶性固体
2S結晶性固体斜方硫黄 + XeF2結晶性固体 + 4HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1055
1 mol あたり
−527.5
−1055
1 mol あたり
−527.5
−1055
1 mol あたり
−263.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
XeF6 (cr)-360[2]
XeF6 (g)-297[2]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
XeF2 (cr)-164.0[2]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education