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2H2S + 4KClO3 → 2KHSO4 + 2KClO + Cl2O + H2O

硫化水素塩素酸カリウムが反応すると,硫酸水素カリウム次亜塩素酸カリウム一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素2
還元剤
還元性
KClO3塩素酸カリウム4
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHSO4硫酸水素カリウム2
酸化生成物
KClO次亜塩素酸カリウム2
還元生成物
Cl2O一酸化二塩素1
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化水素塩素酸カリウムの反応
ΔrG−1637.0 kJ/mol
K6.17 × 10286
pK−286.79
2H2S水溶液 (非解離状態) + 4KClO3水溶液 (解離状態)
2KHSO4水溶液 (解離状態) + 2KClO水溶液 (解離状態) + Cl2O気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1699.0−1637.0−204
1 mol あたり
−849.50−818.50−102
1 mol あたり
−424.75−409.25−51.0
−849.50−818.50−102
−849.50−818.50−102
1 mol あたり
−1699.0−1637.0−204
1 mol あたり
−1699.0−1637.0−204

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KClO3 (cr)-397.73[1]-296.25[1]143.1[1]100.25[1]
KClO3 (ai)-356.35[1]-291.22[1]264.8[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHSO4 (cr)-1160.6[1]-1031.3[1]138.1[1]
KHSO4 (ai)-1139.72[1]-1039.18[1]234.3[1]-63[1]
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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