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2Fe + 3SiO2 → 2FeSiO3 + Si

二酸化ケイ素が反応すると,メタケイ酸鉄(II)ケイ素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2
還元剤
還元性
SiO2二酸化ケイ素3
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeSiO3メタケイ酸鉄(II)2
酸化生成物
Siケイ素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-石英
2FeSiO3結晶性固体 + Si結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
323
1 mol あたり
162
1 mol あたり
108
1 mol あたり
162
1 mol あたり
323

標準状態における変化 (2)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-石英
2FeSiO3結晶性固体 + Si非晶質固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
327
1 mol あたり
164
1 mol あたり
109
1 mol あたり
164
1 mol あたり
327

標準状態における変化 (3)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-クリストバライト
2FeSiO3結晶性固体 + Si結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
318
1 mol あたり
159
1 mol あたり
106
1 mol あたり
159
1 mol あたり
318

標準状態における変化 (4)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-クリストバライト
2FeSiO3結晶性固体 + Si非晶質固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
323
1 mol あたり
162
1 mol あたり
108
1 mol あたり
162
1 mol あたり
323

標準状態における変化 (5)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-トリディマイト
2FeSiO3結晶性固体 + Si結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
317
1 mol あたり
159
1 mol あたり
106
1 mol あたり
159
1 mol あたり
317

標準状態における変化 (6)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2結晶性固体α-トリディマイト
2FeSiO3結晶性固体 + Si非晶質固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
321
1 mol あたり
161
1 mol あたり
107
1 mol あたり
161
1 mol あたり
321

標準状態における変化 (7)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2非晶質固体
2FeSiO3結晶性固体 + Si結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
300
1 mol あたり
150
1 mol あたり
100
1 mol あたり
150
1 mol あたり
300

標準状態における変化 (8)

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2非晶質固体
2FeSiO3結晶性固体 + Si非晶質固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
305
1 mol あたり
153
1 mol あたり
102
1 mol あたり
153
1 mol あたり
305

水溶液における変化

二酸化ケイ素の反応
2Fe結晶性固体 + 3SiO2水溶液 (非解離状態)
2FeSiO3結晶性固体 + Si結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
281
1 mol あたり
141
1 mol あたり
93.7
1 mol あたり
141
1 mol あたり
281

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe (cr)0[1]0[1]27.28[1]25.10[1]
Fe (g)416.3[1]370.7[1]180.490[1]25.677[1]
SiO2 (cr)
α-石英
-910.94[1]-856.64[1]41.84[1]44.43[1]
SiO2 (cr)
α-クリストバライト
-909.48[1]-855.43[1]42.68[1]44.18[1]
SiO2 (cr)
α-トリディマイト
-909.06[1]-855.26[1]43.5[1]44.60[1]
SiO2 (am)-903.49[1]-850.70[1]46.9[1]44.4[1]
SiO2 (g)-322[1]
SiO2 (ao)-897.0[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (am):非晶質固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeSiO3 (cr)-1205[1]
Si (cr)0[1]0[1]18.83[1]20.00[1]
Si (am)4.2[1]
Si (g)455.6[1]411.3[1]167.97[1]22.251[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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