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2K2Cr2O7 + 2Na[Al(OH)4] 💧→ 2K2CrO4↓ + 2Al(OH)3↓ + Na2Cr2O7 + H2O

二クロム酸カリウムテトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが反応すると,クロム酸カリウム水酸化アルミニウム二クロム酸ナトリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2Cr2O7二クロム酸カリウム2
ルイス酸
水に可溶
Na[Al(OH)4]テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CrO4クロム酸カリウム2
ルイス共役体
水に不溶
Al(OH)3水酸化アルミニウム2
ルイス共役体
水に不溶
Na2Cr2O7二クロム酸ナトリウム1
非酸化還元生成物
H2O1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

二クロム酸カリウムテトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムの反応
ΔrG−393 kJ/mol
K7.09 × 1068
pK−68.85
2K2Cr2O7水溶液 (解離状態) + 2Na[Al(OH)4]水溶液 (解離状態)
💧
2K2CrO4水溶液 (解離状態) + 2Al(OH)3結晶性固体 + Na2Cr2O7水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−121−393−155
−60.5−197−77.5
−60.5−197−77.5
−60.5−197−77.5
−60.5−197−77.5
−121−393−155
1 mol あたり
−121−393−155

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2Cr2O7 (cr)-2061.5[1]-1881.8[1]291.2[1]219.24[1]
K2Cr2O7 (ai)-1994.9[1]-1867.6[1]466.9[1]
Na[Al(OH)4] (ai)-1742.6[1]-1567.2[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CrO4 (cr)-1403.7[1]-1295.7[1]200.12[1]145.98[1]
K2CrO4 (ai)-1385.91[1]-1294.30[1]255.2[1]
Al(OH)3 (cr)-1284[2]-1306[2]71[2]93.1[2]
Al(OH)3 (am)-1276[1]
Na2Cr2O7 (cr)-1978.6[1]
Na2Cr2O7 (ai)-1970.7[1]-1824.9[1]379.9[1]
Na2Cr2O7 (cr)
2水和物
-2574.8[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (am):非晶質固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education