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2KOH + CrO3 → K2CrO4↓ + H2O

水酸化カリウム酸化クロム(VI)が反応すると,クロム酸カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基と酸性酸化物の反応
塩基ルイス塩基 + 酸性酸化物ルイス酸 + H2O
オキソ酸塩ルイス共役体 + (H2O)
沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KOH水酸化カリウム2
ルイス塩基
ルイス酸
塩基
水酸化物塩基
強水酸化物塩基
水に易溶
CrO3酸化クロム(VI)1
ルイス酸
ルイス塩基
酸性酸化物
弱酸性酸化物
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CrO4クロム酸カリウム1
ルイス共役体
オキソ酸塩
弱酸と強塩基の塩
水に不溶
H2O1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水酸化カリウム酸化クロム(VI)の反応
2KOH結晶性固体 + CrO3結晶性固体
K2CrO4結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−250.5
1 mol あたり
−125.3
1 mol あたり
−250.5
−250.5
1 mol あたり
−250.5

水溶液における変化

水酸化カリウム酸化クロム(VI)の反応
2KOH水溶液 (解離状態) + CrO3結晶性固体
K2CrO4水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−117.5
1 mol あたり
−58.75
1 mol あたり
−117.5
−117.5
1 mol あたり
−117.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KOH (cr)-424.764[1]-379.08[1]78.9[1]64.9[1]
KOH (g)-231.0[1]-232.6[1]238.3[1]49.20[1]
KOH (ai)-482.37[1]-440.50[1]91.6[1]-126.8[1]
KOH (cr)
1水和物
-748.9[1]-645.1[1]117.2[1]
KOH (cr)
2水和物
-1051.0[1]-887.3[1]150.6[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CrO4 (cr)-1403.7[1]-1295.7[1]200.12[1]145.98[1]
K2CrO4 (ai)-1385.91[1]-1294.30[1]255.2[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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