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2KNO2 + (NH4)2Cr2O7 💧→ K2CrO4↓ + 2NH4NO2 + CrO3

亜硝酸カリウム二クロム酸アンモニウムが反応すると,クロム酸カリウム亜硝酸アンモニウム酸化クロム(VI)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KNO2亜硝酸カリウム2
ルイス酸
水に易溶
(NH4)2Cr2O7二クロム酸アンモニウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CrO4クロム酸カリウム1
ルイス共役体
水に不溶
NH4NO2亜硝酸アンモニウム2
非酸化還元生成物
CrO3酸化クロム(VI)1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硝酸カリウム二クロム酸アンモニウムの反応
2KNO2結晶性固体rhombic + (NH4)2Cr2O7結晶性固体
💧
K2CrO4結晶性固体 + 2NH4NO2結晶性固体 + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
40.1
1 mol あたり
20.1
40.1
40.1
20.1
1 mol あたり
40.1

水溶液における変化

亜硝酸カリウム二クロム酸アンモニウムの反応
2KNO2水溶液 (解離状態) + (NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態)
💧
K2CrO4水溶液 (解離状態) + 2NH4NO2水溶液 (解離状態) + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
19.2
1 mol あたり
9.60
19.2
19.2
9.60
1 mol あたり
19.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KNO2 (cr)
rhombic
-369.82[1]-306.55[1]152.09[1]107.40[1]
KNO2 (ai)-356.9[1]-315.4[1]225.5[1]
(NH4)2Cr2O7 (cr)-1806.7[1]
(NH4)2Cr2O7 (ai)-1755.2[1]-1459.5[1]488.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CrO4 (cr)-1403.7[1]-1295.7[1]200.12[1]145.98[1]
K2CrO4 (ai)-1385.91[1]-1294.30[1]255.2[1]
NH4NO2 (cr)-256.5[1]
NH4NO2 (ai)-237.2[1]-111.6[1]236.4[1]-17.6[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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