You-iggy

2KNO2 + Cl2 → 2KCl + N2O4

亜硝酸カリウム塩素が反応すると,塩化カリウム四酸化二窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KNO2亜硝酸カリウム2
還元剤
被酸化性
Cl2塩素1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KCl塩化カリウム2
還元生成物
N2O4四酸化二窒素1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硝酸カリウム塩素の反応
ΔrG−107.64 kJ/mol
K7.21 × 1018
pK−18.86
2KNO2結晶性固体rhombic + Cl2気体
2KCl結晶性固体 + N2O4液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−153.35−107.64−152.9−3.4
1 mol あたり
−76.675−53.820−76.45−1.7
1 mol あたり
−153.35−107.64−152.9−3.4
1 mol あたり
−76.675−53.820−76.45−1.7
1 mol あたり
−153.35−107.64−152.9−3.4

水溶液における変化

亜硝酸カリウム塩素の反応
ΔrG−107.6 kJ/mol
K7.09 × 1018
pK−18.85
2KNO2水溶液 (解離状態) + Cl2水溶液 (非解離状態)
2KCl水溶液 (解離状態) + N2O4液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−121.4−107.6−45
1 mol あたり
−60.70−53.80−23
1 mol あたり
−121.4−107.6−45
1 mol あたり
−60.70−53.80−23
1 mol あたり
−121.4−107.6−45

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KNO2 (cr)
rhombic
-369.82[1]-306.55[1]152.09[1]107.40[1]
KNO2 (ai)-356.9[1]-315.4[1]225.5[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
N2O4 (l)-19.50[1]97.54[1]209.2[1]142.7[1]
N2O4 (g)9.16[1]97.89[1]304.29[1]77.28[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1