You-iggy

2AgNO3 + BaBr2 💧→ 2AgBr↓ + Ba(NO3)2

硝酸銀(I)臭化バリウムが反応すると,臭化銀(I)硝酸バリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgNO3硝酸銀(I)2
ルイス酸
水に易溶
BaBr2臭化バリウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgBr臭化銀(I)2
ルイス共役体
水に不溶
Ba(NO3)2硝酸バリウム1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸銀(I)臭化バリウムの反応
ΔrG−186.8 kJ/mol
K5.32 × 1032
pK−32.73
2AgNO3結晶性固体 + BaBr2結晶性固体
💧
2AgBr結晶性固体 + Ba(NO3)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−186.7−186.80
1 mol あたり
−93.35−93.400
1 mol あたり
−186.7−186.80
1 mol あたり
−93.35−93.400
1 mol あたり
−186.7−186.80

水溶液における変化 (1)

硝酸銀(I)臭化バリウムの反応
ΔrG0.00 kJ/mol
K1.00 × 100
pK0.00
2AgNO3水溶液 (解離状態) + BaBr2水溶液 (解離状態)
💧
2AgBr水溶液 (解離状態) + Ba(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
0.010.000.0
1 mol あたり
0.005000.000.0
1 mol あたり
0.01000.000.0
1 mol あたり
0.005000.000.0
1 mol あたり
0.01000.000.0

水溶液における変化 (2)

硝酸銀(I)臭化バリウムの反応
ΔrG−48.3 kJ/mol
K2.90 × 108
pK−8.46
2AgNO3水溶液 (解離状態) + BaBr2水溶液 (解離状態)
💧
2AgBr水溶液 (非解離状態) + Ba(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−48.3
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−48.3
1 mol あたり
−24.1
1 mol あたり
−48.3

水溶液における変化 (3)

硝酸銀(I)臭化バリウムの反応
ΔrG−3.34 kJ/mol
K3.85 × 100
pK−0.59
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + BaBr2水溶液 (解離状態)
💧
2AgBr水溶液 (解離状態) + Ba(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−3.34
1 mol あたり
−1.67
1 mol あたり
−3.34
1 mol あたり
−1.67
1 mol あたり
−3.34

水溶液における変化 (4)

硝酸銀(I)臭化バリウムの反応
ΔrG−51.6 kJ/mol
K1.10 × 109
pK−9.04
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + BaBr2水溶液 (解離状態)
💧
2AgBr水溶液 (非解離状態) + Ba(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−51.6
1 mol あたり
−25.8
1 mol あたり
−51.6
1 mol あたり
−25.8
1 mol あたり
−51.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
BaBr2 (cr)-757.3[1]-736.8[1]146[1]
BaBr2 (g)-439[1]-473[1]331[1]61.5[1]
BaBr2 (ai)-780.73[1]-768.68[1]174.5[1]
BaBr2 (cr)
1水和物
-1068.2[1]
BaBr2 (cr)
2水和物
-1366.1[1]-1230.4[1]226[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgBr (cr)-100.37[1]-96.90[1]107.1[1]52.38[1]
AgBr (ai)-15.98[1]-26.86[1]155.2[1]-120.1[1]
AgBr (ao)-51.0[1]
Ba(NO3)2 (cr)-992.07[1]-796.59[1]213.8[1]151.38[1]
Ba(NO3)2 (ai)-952.36[1]-783.28[1]302.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1