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3(NH4)2CrO4 🔥→ 3N2H4 + Cr + 6H2O + 2CrO3

クロム酸アンモニウムが分解すると,ヒドラジンクロム酸化クロム(VI)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2CrO4クロム酸アンモニウム3
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2H4ヒドラジン3
酸化生成物
Crクロム1
還元生成物
H2O6
CrO3酸化クロム(VI)2

熱力学的変化

標準状態における変化

クロム酸アンモニウムの分解
3(NH4)2CrO4結晶性固体
🔥
3N2H4液体 + Cr結晶性固体 + 6H2O液体 + 2CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
759.8
253.3
1 mol あたり
253.3
1 mol あたり
759.8
1 mol あたり
126.6
1 mol あたり
379.9

水溶液における変化

クロム酸アンモニウムの分解
3(NH4)2CrO4水溶液 (解離状態)
🔥
3N2H4水溶液 (非解離状態) + Cr結晶性固体 + 6H2O液体 + 2CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
647.4
215.8
1 mol あたり
215.8
1 mol あたり
647.4
1 mol あたり
107.9
1 mol あたり
323.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2CrO4 (cr)-1167.3[1]
(NH4)2CrO4 (ai)-1146.16[1]-886.36[1]277.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
Cr (cr)0[1]0[1]23.77[1]23.35[1]
Cr (g)396.6[1]351.8[1]174.50[1]20.79[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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