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化学反応
3NH4^+ + AsO4^3− → (NH4)3AsO4

3NH₄⁺ + AsO₄³⁻ → (NH₄)₃AsO₄

更新日：2022/6/13

アンモニウムイオンとヒ酸イオンの反応: 3NH₄⁺アンモニウムイオン + AsO₄³⁻ヒ酸イオン
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(NH₄)₃AsO₄ヒ酸アンモニウム

アンモニウムイオンとヒ酸イオンが反応すると，ヒ酸アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で，

陽イオンと陰イオンの反応

に分類されます。

目次

化学反応情報

化学反応式

アンモニウムイオンとヒ酸イオンの反応: 3NH₄⁺アンモニウムイオン + AsO₄³⁻ヒ酸イオン
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(NH₄)₃AsO₄ヒ酸アンモニウム

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応: 陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
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生成物ルイス共役体 + (H₂O)

各原子の酸化数

アンモニウムイオンとヒ酸イオンの反応

反応物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
NH₄⁺	アンモニウムイオン	3	ルイス酸	陽イオン
AsO₄³⁻	ヒ酸イオン	1	ルイス塩基	陰イオン

生成物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
(NH₄)₃AsO₄	ヒ酸アンモニウム	1	ルイス共役体	–

熱力学的変化

標準状態における変化

アンモニウムイオンとヒ酸イオンの反応 ◆ Δ_rG 0.02 kJ/mol K 0.99 × 10⁰ pK 0.00: 3NH₄⁺水溶液 (非解離状態) + AsO₄³⁻水溶液 (非解離状態)
⟶
(NH₄)₃AsO₄水溶液 (解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	0.01	0.02	0.0	–
アンモニウムイオン 1 mol あたり	0.00333	0.00667	0.0	–
ヒ酸イオン 1 mol あたり	0.0100	0.0200	0.0	–
ヒ酸アンモニウム 1 mol あたり	0.0100	0.0200	0.0	–

反応物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
NH₄⁺ (ao)	-132.51^[1]	-79.31^[1]	113.4^[1]	79.9^[1]
AsO₄³⁻ (ao)	-888.14^[1]	-648.41^[1]	-162.8^[1]	–

* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
(NH₄)₃AsO₄ (cr)	-1286.2^[1]	–	–	–
(NH₄)₃AsO₄ (ai)	-1285.66^[1]	-886.32^[1]	177.4^[1]	–
(NH₄)₃AsO₄ (cr) 3水和物	-2166.9^[1]	–	–	–

* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

1
Janiel J. Reed (1989)
The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
https://doi.org/10.18434/M32124
National Institute of Standards and Technology (NIST)
引用リスト