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3H2S + 2KNO3 → H2SO3 + 2NO + 2KHS + H2O

硫化水素硝酸カリウムが反応すると,亜硫酸一酸化窒素硫化水素カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
KNO3硝酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2SO3亜硫酸1
酸化生成物
NO一酸化窒素2
還元生成物
KHS硫化水素カリウム2
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素硝酸カリウムの反応
ΔrG−271.67 kJ/mol
K3.93 × 1047
pK−47.59
3H2S水溶液 (非解離状態) + 2KNO3水溶液 (解離状態)
H2SO3水溶液 (非解離状態) + 2NO気体 + 2KHS水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−215.4−271.67193
1 mol あたり
−71.80−90.55764.3
1 mol あたり
−107.7−135.8496.5
1 mol あたり
−215.4−271.67193
1 mol あたり
−107.7−135.8496.5
−107.7−135.8496.5
1 mol あたり
−215.4−271.67193

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KNO3 (cr)-494.63[1]-394.86[1]133.05[1]96.40[1]
KNO3 (ai)-459.74[1]-394.53[1]248.9[1]-64.9[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
KHS (cr)-265.10[1]75.31[1]
KHS (ai)-269.9[1]-271.19[1]165.3[1]
KHS (cr)
0.25水和物
-337.2[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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