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4NH4Cl + 11O2 → 2N2O4 + 4HClO2 + 6H2O

塩化アンモニウム酸素が反応すると,四酸化二窒素亜塩素酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4Cl塩化アンモニウム4
還元剤
還元性
O2酸素11
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O4四酸化二窒素2
酸化還元生成物
HClO2亜塩素酸4
酸化還元生成物
H2O6
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−542.4 kJ/mol
K1.06 × 1095
pK−95.02
4NH4Cl水溶液 (解離状態) + 11O2水溶液 (非解離状態)
2N2O4液体 + 4HClO2水溶液 (非解離状態) + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−634.2−542.4−308.4
−158.6−135.6−77.10
1 mol あたり
−57.65−49.31−28.04
1 mol あたり
−317.1−271.2−154.2
1 mol あたり
−158.6−135.6−77.10
1 mol あたり
−105.7−90.40−51.40

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4Cl (cr)-314.43[1]-202.87[1]94.6[1]84.1[1]
NH4Cl (ai)-299.66[1]-210.52[1]169.9[1]-56.5[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O4 (l)-19.50[1]97.54[1]209.2[1]142.7[1]
N2O4 (g)9.16[1]97.89[1]304.29[1]77.28[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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