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4N2O3 🔥|🕒→ 3N2O4 + N2

三酸化二窒素が分解すると,四酸化二窒素窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
自発分解 (酸化還元反応)
自発分解性物質自己酸化還元剤
🕒
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O3三酸化二窒素4
熱分解性
自発分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O4四酸化二窒素3
酸化生成物
N2窒素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

三酸化二窒素の分解
ΔrG−265.22 kJ/mol
K2.91 × 1046
pK−46.46
4N2O3気体
🔥|🕒
3N2O4液体 + N2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−393.38−265.22−429.9194.8
1 mol あたり
−98.345−66.305−107.548.70
1 mol あたり
−131.13−88.407−143.364.93
1 mol あたり
−393.38−265.22−429.9194.8

水溶液における変化

三酸化二窒素の分解
4N2O3液体
🔥|🕒
3N2O4液体 + N2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−259.66
1 mol あたり
−64.915
1 mol あたり
−86.553
1 mol あたり
−259.66

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
* (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O4 (l)-19.50[1]97.54[1]209.2[1]142.7[1]
N2O4 (g)9.16[1]97.89[1]304.29[1]77.28[1]
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
* (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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