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4KHCO3 + Ba(OH)2 → 2K2CO3 + Ba(HCO3)2 + 2H2O

炭酸水素カリウム水酸化バリウムが反応すると,炭酸カリウム炭酸水素バリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸性塩と塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)
酸性塩と水酸化物塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHCO3炭酸水素カリウム4
ブレンステッド酸
酸性塩
Ba(OH)2水酸化バリウム1
ブレンステッド塩基
塩基
水酸化物塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CO3炭酸カリウム2
共役塩基
Ba(HCO3)2炭酸水素バリウム1
共役塩基
H2O2
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

炭酸水素カリウム水酸化バリウムの反応
4KHCO3水溶液 (解離状態) + Ba(OH)2結晶性固体
2K2CO3水溶液 (解離状態) + Ba(HCO3)2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−134.9
−33.73
1 mol あたり
−134.9
1 mol あたり
−67.45
−134.9
1 mol あたり
−67.45

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
Ba(OH)2 (cr)-944.7[1]
Ba(OH)2 (g)-586[1]
Ba(OH)2 (cr)
1水和物
-1248.5[1]
Ba(OH)2 (cr)
3水和物
-1849.3[1]
Ba(OH)2 (cr)
8水和物
-3342.2[1]-2792.8[1]427[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CO3 (cr)-1151.02[1]-1063.5[1]155.52[1]114.43[1]
K2CO3 (ai)-1181.90[1]-1094.36[1]148.1[1]
K2CO3 (cr)
1.5水和物
-1609.2[1]-1432.5[1]203.3[1]
Ba(HCO3)2 (ai)-1921.63[1]-1734.30[1]192.0[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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