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5Cu + 4Fe(NO3)3 → 5Cu(NO3)2 + N2↑ + 2Fe2O3

硝酸鉄(III)が反応すると,硝酸銅(II)窒素酸化鉄(III)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

硝酸鉄(III)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu5
還元剤
被酸化性
Fe(NO3)3硝酸鉄(III)4
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu(NO3)2硝酸銅(II)5
酸化生成物
N2窒素1
還元生成物
Fe2O3酸化鉄(III)2

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

硝酸鉄(III)の反応
ΔrG−916.3 kJ/mol
K3.38 × 10160
pK−160.53
5Cu結晶性固体 + 4Fe(NO3)3水溶液 (解離状態)
5Cu(NO3)2水溶液 (解離状態) + N2気体 + 2Fe2O3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−715.4−916.3673.6
1 mol あたり
−143.1−183.3134.7
1 mol あたり
−178.8−229.1168.4
1 mol あたり
−143.1−183.3134.7
1 mol あたり
−715.4−916.3673.6
1 mol あたり
−357.7−458.1336.8

水溶液における変化 (2)

硝酸鉄(III)の反応
5Cu結晶性固体 + 4Fe(NO3)3水溶液
5Cu(NO3)2水溶液 (解離状態) + N2気体 + 2Fe2O3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−698.6
1 mol あたり
−139.7
1 mol あたり
−174.7
1 mol あたり
−139.7
1 mol あたり
−698.6
1 mol あたり
−349.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
Fe(NO3)3 (ai)-670.7[1]-338.3[1]123.4[1]
Fe(NO3)3 (aq)-674.9[1]
Fe(NO3)3 (cr)
9水和物
-3285.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu(NO3)2 (cr)-302.9[1]
Cu(NO3)2 (ai)-349.95[1]-157.02[1]193.3[1]
Cu(NO3)2 (cr)
3水和物
-1217.1[1]
Cu(NO3)2 (cr)
6水和物
-2110.8[1]
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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