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5FeF2 + KMnO4 + 4H2O 🔥→ 3FeF3 + 2Fe(OH)3 + Mn(OH)2 + KF

フッ化鉄(II)過マンガン酸カリウムが反応すると,フッ化鉄(III)水酸化鉄(III)水酸化マンガン(II)フッ化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (中性条件下)
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeF2フッ化鉄(II)5
還元剤
被酸化性
KMnO4過マンガン酸カリウム1
酸化剤
酸化性
H2O4

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeF3フッ化鉄(III)3
酸化生成物
Fe(OH)3水酸化鉄(III)2
酸化生成物
Mn(OH)2水酸化マンガン(II)1
還元生成物
KFフッ化カリウム1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

フッ化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応 (中性条件下)
5FeF2水溶液 + KMnO4水溶液 (解離状態) + 4H2O液体
🔥
3FeF3水溶液 + 2Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (2)

フッ化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応 (中性条件下)
5FeF2水溶液 + KMnO4水溶液 (解離状態) + 4H2O液体
🔥
3FeF3水溶液 (解離状態) + 2Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (3)

フッ化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応 (中性条件下)
5FeF2結晶性固体 + KMnO4水溶液 (解離状態) + 4H2O液体
🔥
3FeF3水溶液 + 2Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (4)

フッ化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応 (中性条件下)
ΔrG3.7 kJ/mol
K0.22 × 100
pK0.65
5FeF2結晶性固体 + KMnO4水溶液 (解離状態) + 4H2O液体
🔥
3FeF3水溶液 (解離状態) + 2Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + KF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3.7
1 mol あたり
0.74
3.7
1 mol あたり
0.93
1 mol あたり
1.2
1 mol あたり
1.9
3.7
1 mol あたり
3.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeF2 (cr)-711.3[1]-668.6[1]86.99[1]68.12[1]
FeF2 (ai)-754.4[1]-636.48[1]-165.3[1]
FeF2 (aq)-745.2[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeF3 (ai)-1046.4[1]-840.9[1]-357.3[1]
FeF3 (aq)-1016.3[1]
Fe(OH)3 (cr)
沈殿物
-823.0[1]-696.5[1]106.7[1]
Fe(OH)3 (ao)-659.3[1]
Mn(OH)2 (am)
沈殿物
-695.4[1]-615.0[1]99.2[1]
KF (cr)-567.27[1]-537.75[1]66.57[1]49.04[1]
KF (g)-325.43[1]-343.62[1]226.41[1]35.23[1]
KF (ai)-585.01[1]-562.06[1]88.7[1]-84.9[1]
KF (cr)
2水和物
-1163.621[1]-1021.49[1]155.2[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (am):非晶質固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)