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6CH3COONH4 + 49Fe2O3 → 2Fe(NO3)3 + 12FeCO3 + 21Fe(OH)2 + 63FeO

酢酸アンモニウム酸化鉄(III)が反応すると,硝酸鉄(III)炭酸鉄(II)水酸化鉄(II)酸化鉄(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CH3COONH4酢酸アンモニウム6
還元剤
還元性
Fe2O3酸化鉄(III)49
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe(NO3)3硝酸鉄(III)2
酸化生成物
FeCO3炭酸鉄(II)12
酸化還元生成物
Fe(OH)2水酸化鉄(II)21
還元生成物
FeO酸化鉄(II)63
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

酢酸アンモニウム酸化鉄(III)の反応
6CH3COONH4水溶液 (解離状態) + 49Fe2O3結晶性固体
2Fe(NO3)3水溶液 (解離状態) + 12FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + 21Fe(OH)2結晶性固体沈殿物 + 63FeO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
4783.7
797.28
1 mol あたり
97.627
1 mol あたり
2391.8
1 mol あたり
398.64
1 mol あたり
227.80
1 mol あたり
75.932

水溶液における変化 (2)

酢酸アンモニウム酸化鉄(III)の反応
6CH3COONH4水溶液 (解離状態) + 49Fe2O3結晶性固体
2Fe(NO3)3水溶液 + 12FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + 21Fe(OH)2結晶性固体沈殿物 + 63FeO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
4775.3
795.88
1 mol あたり
97.455
1 mol あたり
2387.7
1 mol あたり
397.94
1 mol あたり
227.40
1 mol あたり
75.798

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CH3COONH4 (cr)-616.14[1]
CH3COONH4 (ai)-618.52[1]-448.61[1]200.0[1]73.6[1]
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe(NO3)3 (ai)-670.7[1]-338.3[1]123.4[1]
Fe(NO3)3 (aq)-674.9[1]
Fe(NO3)3 (cr)
9水和物
-3285.3[1]
FeCO3 (cr)
菱鉄鉱
-740.57[1]-666.67[1]92.9[1]82.13[1]
Fe(OH)2 (cr)
沈殿物
-569.0[1]-486.5[1]88[1]
Fe(OH)2 (g)-372[1]
FeO (cr)-272.0[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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