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6Ca(ClO)2 + 2H3AsO4 → 3CaCl2 + Ca3(AsO4)2 + 6HClO2

次亜塩素酸カルシウムヒ酸が反応すると,塩化カルシウムヒ酸カルシウム亜塩素酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム6
自己酸化還元性
H3AsO4ヒ酸2

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaCl2塩化カルシウム3
還元生成物
Ca3(AsO4)2ヒ酸カルシウム1
HClO2亜塩素酸6
酸化生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムヒ酸の反応
6Ca(ClO)2水溶液 + 2H3AsO4水溶液 (非解離状態)
3CaCl2水溶液 (解離状態) + Ca3(AsO4)2結晶性固体 + 6HClO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
89.9
15.0
1 mol あたり
45.0
1 mol あたり
30.0
1 mol あたり
89.9
1 mol あたり
15.0

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムヒ酸の反応
6Ca(ClO)2水溶液 + 2H3AsO4水溶液
3CaCl2水溶液 (解離状態) + Ca3(AsO4)2結晶性固体 + 6HClO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
94.1
15.7
1 mol あたり
47.0
1 mol あたり
31.4
1 mol あたり
94.1
1 mol あたり
15.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
H3AsO4 (cr)-906.3[1]
H3AsO4 (ao)-902.5[1]-766.0[1]184[1]
H3AsO4 (aq)-904.6[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaCl2 (cr)-795.8[1]-748.1[1]104.6[1]72.59[1]
CaCl2 (g)-471.5[1]-479.24[1]290.27[1]59.33[1]
CaCl2 (ai)-877.13[1]-816.01[1]59.8[1]
CaCl2 (cr)
1水和物
-1109.2[1]
CaCl2 (cr)
2水和物
-1402.9[1]
CaCl2 (cr)
4水和物
-2009.6[1]
CaCl2 (cr)
6水和物
-2607.9[1]
Ca3(AsO4)2 (cr)-3298.7[1]-3063.0[1]226[1]
Ca3(AsO4)2 (cr)
水和沈殿物
-3343[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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