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6FeO + N2O + 11H2O → 6Fe(OH)3 + N2H4

酸化鉄(II)一酸化二窒素が反応すると,水酸化鉄(III)ヒドラジンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (中性条件下)
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

酸化鉄(II)一酸化二窒素の反応 (中性条件下)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)6
還元剤
被酸化性
N2O一酸化二窒素1
酸化剤
酸化性
H2O11

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe(OH)3水酸化鉄(III)6
酸化生成物
N2H4ヒドラジン1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II)一酸化二窒素の反応 (中性条件下)
6FeO結晶性固体 + N2O気体 + 11H2O液体
6Fe(OH)3結晶性固体沈殿物 + N2H4液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−193.3
1 mol あたり
−32.22
1 mol あたり
−193.3
1 mol あたり
−17.57
1 mol あたり
−32.22
1 mol あたり
−193.3

水溶液における変化

酸化鉄(II)一酸化二窒素の反応 (中性条件下)
6FeO結晶性固体 + N2O水溶液 + 11H2O液体
6Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + N2H4水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
N2O (g)82.05[1]104.20[1]219.85[1]38.45[1]
N2O (aq)56.1[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (aq):水溶液, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe(OH)3 (cr)
沈殿物
-823.0[1]-696.5[1]106.7[1]
Fe(OH)3 (ao)-659.3[1]
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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