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6FeO + 3XeF2 → 2Fe2O3 + 2FeF3 + 3Xe

酸化鉄(II)二フッ化キセノンが反応すると,酸化鉄(III)フッ化鉄(III)キセノンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)6
還元剤
被酸化性
XeF2二フッ化キセノン3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2O3酸化鉄(III)2
酸化生成物
FeF3フッ化鉄(III)2
酸化生成物
Xeキセノン3
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

酸化鉄(II)二フッ化キセノンの反応
6FeO結晶性固体 + 3XeF2結晶性固体
2Fe2O3結晶性固体 + 2FeF3水溶液 + 3Xe水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1609.8
1 mol あたり
−268.30
−536.60
1 mol あたり
−804.90
1 mol あたり
−804.90
1 mol あたり
−536.60

水溶液における変化 (2)

酸化鉄(II)二フッ化キセノンの反応
6FeO結晶性固体 + 3XeF2結晶性固体
2Fe2O3結晶性固体 + 2FeF3水溶液 (解離状態) + 3Xe水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1670.0
1 mol あたり
−278.33
−556.67
1 mol あたり
−835.00
1 mol あたり
−835.00
1 mol あたり
−556.67

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
XeF2 (cr)-164.0[2]
* (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
FeF3 (ai)-1046.4[1]-840.9[1]-357.3[1]
FeF3 (aq)-1016.3[1]
Xe (g)0[1]0[1]169.683[1]20.786[1]
Xe (ao)-17.6[1]13.4[1]65.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education