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7N2O + 8KMnO4 → 3Mn(NO3)2 + 8KNO2 + 5MnO

一酸化二窒素過マンガン酸カリウムが反応すると,硝酸マンガン(II)亜硝酸カリウム酸化マンガン(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O一酸化二窒素7
還元剤
被酸化性
KMnO4過マンガン酸カリウム8
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mn(NO3)2硝酸マンガン(II)3
酸化還元生成物
KNO2亜硝酸カリウム8
酸化生成物
MnO酸化マンガン(II)5
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

一酸化二窒素過マンガン酸カリウムの反応
7N2O気体 + 8KMnO4結晶性固体
3Mn(NO3)2結晶性固体 + 8KNO2結晶性固体rhombic + 5MnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−490.2
1 mol あたり
−70.03
−61.27
1 mol あたり
−163.4
1 mol あたり
−61.27
1 mol あたり
−98.04

水溶液における変化

一酸化二窒素過マンガン酸カリウムの反応
7N2O水溶液 + 8KMnO4水溶液 (解離状態)
3Mn(NO3)2水溶液 (解離状態) + 8KNO2水溶液 (解離状態) + 5MnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−730.1
1 mol あたり
−104.3
−91.26
1 mol あたり
−243.4
1 mol あたり
−91.26
1 mol あたり
−146.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O (g)82.05[1]104.20[1]219.85[1]38.45[1]
N2O (aq)56.1[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (g):気体, (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mn(NO3)2 (cr)-576.26[1]
Mn(NO3)2 (ai)-635.5[1]-450.9[1]218[1]-121[1]
Mn(NO3)2 (vit)
6水和物
-2371.9[1]
Mn(NO3)2 (l)
6水和物
-2331.62[1]
KNO2 (cr)
rhombic
-369.82[1]-306.55[1]152.09[1]107.40[1]
KNO2 (ai)-356.9[1]-315.4[1]225.5[1]
MnO (cr)-385.22[1]-362.90[1]59.71[1]45.44[1]
MnO (g)124.22[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (vit):ガラス状液体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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