You-iggy

9H2 + 2AgNO3 → 2Ag + 2NH3 + 6H2O

水素硝酸銀(I)が反応すると,アンモニアが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

水素硝酸銀(I)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素9
還元剤
還元性
AgNO3硝酸銀(I)2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2
還元生成物
NH3アンモニア2
酸化還元生成物
H2O6
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG−1388.85 kJ/mol
K2.07 × 10243
pK−243.32
9H2気体 + 2AgNO3結晶性固体
2Ag結晶性固体 + 2NH3気体 + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1558.42−1388.85−568.54127.05
1 mol あたり
−173.158−154.317−63.17114.117
1 mol あたり
−779.210−694.425−284.2763.525
1 mol あたり
−779.210−694.425−284.2763.525
1 mol あたり
−779.210−694.425−284.2763.525
1 mol あたり
−259.737−231.475−94.75721.175

水溶液における変化 (1)

水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG−1545.8 kJ/mol
K6.49 × 10270
pK−270.81
9H2水溶液 (非解離状態) + 2AgNO3水溶液 (解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2NH3気体 + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1565.8−1545.8−4742
1 mol あたり
−173.98−171.76−526.9
1 mol あたり
−782.90−772.90−2371
1 mol あたり
−782.90−772.90−2371
1 mol あたり
−782.90−772.90−2371
1 mol あたり
−260.97−257.63−790.3

水溶液における変化 (2)

水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG−1565.9 kJ/mol
K2.16 × 10274
pK−274.33
9H2水溶液 (非解離状態) + 2AgNO3水溶液 (解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2NH3水溶液 (非解離状態) + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1634.2−1565.9−4904
1 mol あたり
−181.58−173.99−544.9
1 mol あたり
−817.10−782.95−2452
1 mol あたり
−817.10−782.95−2452
1 mol あたり
−817.10−782.95−2452
1 mol あたり
−272.37−260.98−817.3

水溶液における変化 (3)

水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG−1549.1 kJ/mol
K2.46 × 10271
pK−271.39
9H2水溶液 (非解離状態) + 2AgNO3水溶液 (非解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2NH3気体 + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1549.1
1 mol あたり
−172.12
1 mol あたり
−774.55
1 mol あたり
−774.55
1 mol あたり
−774.55
1 mol あたり
−258.18

水溶液における変化 (4)

水素硝酸銀(I)の反応
ΔrG−1569.2 kJ/mol
K8.16 × 10274
pK−274.91
9H2水溶液 (非解離状態) + 2AgNO3水溶液 (非解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2NH3水溶液 (非解離状態) + 6H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1569.2
1 mol あたり
−174.36
1 mol あたり
−784.60
1 mol あたり
−784.60
1 mol あたり
−784.60
1 mol あたり
−261.53

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag (cr)0[1]0[1]42.55[1]25.351[1]
Ag (g)284.55[1]245.65[1]172.997[1]20.786[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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