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NH4CN + 2H2O 💧⚡→ NH4NO2 + C + 2H2

シアン化アンモニウム水溶液を電気分解すると,亜硝酸アンモニウム炭素水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4CNシアン化アンモニウム1
自己酸化還元剤
水に易溶
H2O2

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4NO2亜硝酸アンモニウム1
酸化生成物
C炭素1
還元生成物
H2水素2

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
NH4CN結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2結晶性固体 + C結晶性固体黒鉛 + 2H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
314.7
314.7
1 mol あたり
157.3
314.7
1 mol あたり
314.7
1 mol あたり
157.3

標準状態における変化 (2)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
NH4CN結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2結晶性固体 + C結晶性固体ダイヤモンド + 2H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
316.6
316.6
1 mol あたり
158.3
316.6
1 mol あたり
316.6
1 mol あたり
158.3

水溶液における変化 (1)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
ΔrG269.7 kJ/mol
K0.56 × 10−47
pK47.25
NH4CN水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2水溶液 (解離状態) + C結晶性固体黒鉛 + 2H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
316.5269.7156.2
316.5269.7156.2
1 mol あたり
158.3134.878.10
316.5269.7156.2
1 mol あたり
316.5269.7156.2
1 mol あたり
158.3134.878.10

水溶液における変化 (2)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
ΔrG304.9 kJ/mol
K0.38 × 10−53
pK53.42
NH4CN水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2水溶液 (解離状態) + C結晶性固体黒鉛 + 2H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
308.1304.91049
308.1304.91049
1 mol あたり
154.1152.4524.5
308.1304.91049
1 mol あたり
308.1304.91049
1 mol あたり
154.1152.4524.5

水溶液における変化 (3)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
NH4CN水溶液 + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2水溶液 (解離状態) + C結晶性固体黒鉛 + 2H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
302.3
302.3
1 mol あたり
151.2
302.3
1 mol あたり
302.3
1 mol あたり
151.2

水溶液における変化 (4)

シアン化アンモニウム水溶液の電気分解 (水=非酸化還元剤)
NH4CN水溶液 + 2H2O液体
💧⚡
NH4NO2水溶液 (解離状態) + C結晶性固体黒鉛 + 2H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
293.9
293.9
1 mol あたり
146.9
293.9
1 mol あたり
293.9
1 mol あたり
146.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4CN (cr)0.42[1]134[1]
NH4CN (ai)18.0[1]93.0[1]207.5[1]
NH4CN (aq)32.2[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4NO2 (cr)-256.5[1]
NH4NO2 (ai)-237.2[1]-111.6[1]236.4[1]-17.6[1]
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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