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(NH4)2Cr2O7 💧⚡→ N2O3↑ + 2Cr + 4H2O

二クロム酸アンモニウム水溶液を電気分解すると,三酸化二窒素クロムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水≠反応物)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

二クロム酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2Cr2O7二クロム酸アンモニウム1
自己酸化還元剤
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O3三酸化二窒素1
酸化生成物
Crクロム2
還元生成物
H2O4

熱力学的変化

標準状態における変化

二クロム酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
(NH4)2Cr2O7結晶性固体
💧⚡
N2O3気体 + 2Cr結晶性固体 + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
747.1
747.1
1 mol あたり
747.1
1 mol あたり
373.6
1 mol あたり
186.8

水溶液における変化

二クロム酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
ΔrG650.4 kJ/mol
K0.11 × 10−113
pK113.95
(NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態)
💧⚡
N2O3気体 + 2Cr結晶性固体 + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
695.6650.4150.8
695.6650.4150.8
1 mol あたり
695.6650.4150.8
1 mol あたり
347.8325.275.40
1 mol あたり
173.9162.637.70

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2Cr2O7 (cr)-1806.7[1]
(NH4)2Cr2O7 (ai)-1755.2[1]-1459.5[1]488.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
Cr (cr)0[1]0[1]23.77[1]23.35[1]
Cr (g)396.6[1]351.8[1]174.50[1]20.79[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (l):液体, (g):気体, (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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